税理士税法免除大学院の合格体験記。合格するために必要なことは〇〇だ!

まいど!もっちゃんです。

今回はあなたに、税理士税法免除の大学院に僕がどうやって受かったかという話をしていきたいと思います。

この記事は誰に向かって書いているかと言うと、税理士試験の受験生で、税法の2科目免除のために大学院に進学することを検討しているあなたに読んで欲しいと思っています。

僕は国税徴収法、財務諸表論、簿記論を合格後、税法免除のため大学院に進学しました。

しかし大学院進学に舵を切った当初は、いったいどうやって大学院を選んで、試験を受けて受験するのかさっぱり見当がつきませんでした。

もしあなたが今、以前の僕と同じ状況なら、僕が税法免除の大学院に合格した体験をお伝えすることで少しでもお役に立てたら嬉しいなと思い、この記事を書いています。

あなたはこの記事を読むだけで、税法免除大学院の受験を追体験することができます。それではさっそく参りましょう。

大学院をどうやって見つけたのか?

さて、僕が実際に通う大学院を検討するにあたって、一番重要視したのは職場から通学しやすい場所ということでした。

仕事が終わってから通うとすると、職場からの通学時間が30分~1時間程度でないと正直働きながら通うのは厳しいなと思っていました。

なので、まずは職場から通える距離を条件にして大学院をピックアップしました。

この条件で検索して2件の大学院がヒットしました。

次にこの二つの大学院を比較検討することにしました。

どちらの大学院を受験する方がいいのか?

一つ目の大学院は授業が夜の6時からスタートする感じでした。もう一方の大学院は日中に授業があるというカリキュラムでした。

僕も会計事務所で働いているので、正直日中の授業は厳しいなぁという風に思っていました。

次にそれぞれの大学院合格実績を調べることにしました。つまり毎年何人ぐらいの大学院生が受験していて、そして実際に入学した大学院生が何人ぐらいいるかという情報を調べました。

当時参考にしたサイトがあったのですが URL を忘れてしまいました、すみません。

え?合格率50%ってマジですか?

で、夜6時から授業があるほうの大学院は受験者数が二人で合格者が一人でした。つまり合格率は50%です。

一方、日中に授業があるほうの大学院は10人くらいの受験者がいて、9人ほどが合格していました。こちらは合格率が90%ということです。

合格率で考えると日中に授業がある大学院の方がかなり高かったのです。

僕の場合、と言うか税法免除で大学院に行こうとしている人の場合は、絶対に大学院に合格しなければならない状況だと思うので、合格率が高いということは必須条件でした。

そのため日中に授業があるほうの大学院を受験することを決めました。

次にどうやってその大学院に合格するかという受験対策を考えました。

税法免除大学院合格のための受験対策とは?

大学院試験は社会人枠では小論文と面接があるということでした。そして社会人枠で受験をするには職場の所長の推薦文が必要だということでした。

僕は小論文など書いたことがありませんでした。なのでアマゾンで検索して小論文の役に立ちそうな本を購入しました。確か、「全試験対応! 直前でも一発合格! 落とされない小論文」という本だったと思います。

後は研究計画書の書き方も全くわからなかったので「合格ナビ! 研究計画書の書き方」という本で研究計画書の書き方も勉強しました。

そして毎日職場に出勤する前にコメダ珈琲に寄って、この本を読み、小論文を書く練習をしました。

研究計画書のネタが決まらない!!

税法免除の大学院に行く目的は税理士試験の税法科目の免除ですが、大学院は本来、自分が研究したいことを研究する場所です。

そして、自分が何を研究するかという計画を立てなければなりません。つまり研究のテーマです。

このテーマ選びがかなり悩みました。税法と一口に言っても法人税や消費税、そして所得税や相続税までそのジャンルは様々ですし、さらに法人税の中だけでも、役員給与や交際費や、寄付金や収益の計上時期などそのテーマは多岐にわたります。

こんなに広いテーマの中から一体何を選べばいいんだ・・。半ば絶望しました。

え?適当でいいんですか?

こうやって悶々と研究テーマが決まらずに悩んでいたところ、事務所の先輩に思い切って相談をしてみました。

実はその先輩も以前税法科目免除のために大学院に進学し、修士論文を書き上げて税理士の資格を取得されていました。

先輩曰く。

「研究テーマは入学してから変わることもあるから、ざっくりとどの税法にするかだけは決めておいて、テーマは適当でいいんじゃない?」と言われました。

あ、そんなもんなの?と思ったものの、その一言を頂けたおかげでかなり研究計画書については気が楽になりました。

意味不明な租税判例を乱読しました・・・。

インターネットで税法科目免除大学院に合格するための記事を色々読んでいると、「税法の研究テーマを決めるにはとにかく租税判例百選を読め!」という記事を見つけました。

租税判例百選がどういうものかわからなかったので、アマゾンで検索するとすぐにヒットしました。そしてワンクリックで購入しました。この第六版を僕は購入しました。

租税判例百選が自宅に届いたのでさっそく読み込んでみることにしました。

しかし、ここで問題が発生しました。

なんと、租税判例百選に書いてある日本語の意味が全くわからなかったのです。それもそのはずです。裁判所の判例なんか今まで一文字たりとも読んだことはありませんでした。

裁判所の判例というのは日本語ではなくて外国語だろ!と正直突っ込んでしまいました。

それだけ使われている言葉が難解で意味不明なのです。

というわけで今度は租税判例百選を読むための本を購入しなければならなくなってしまいました。

そこで僕が購入したのが「『税務判例』を読もう」という本です。この本は判例の中でも税務判例に特化して、その読み方を解説してくれています。

著者の木山先生は弁護士なので、判例に出てくる法律用語もかなり分かりやすく説明してくれていました。この本のおかげで租税判例百選に書いてあることの意味がだんだんわかるようになっていきました。

ついに研究テーマが決定!

そして租税判例百選を読み込んだ僕は、税法免除大学院でのメジャーなテーマの一つである役員給与についての研究計画書を作成しました。

ネタ自体は租税判例百選に載っていた判例を参考にしました。

そして研究計画書とともに一通りの受験関係書類を封筒にまとめ、大学院に送付しました。

とうとう面接の日がやってきました・・・。

ついに面接の日がやってきました。面接は面接官が3人と僕が一人という形式で行われました。

ちなみに僕が面接を受けた時期は、ちょうどコロナウイルスが流行りだした時期と被っていました。

そのために面接官と僕との机の距離がかなり遠かったのを覚えています。

そこでは主に研究計画書に対するいくつかのツッコミをもらいました。

例えばなぜあなたはこのテーマを研究したいのですかとか、この研究テーマの結論としてあなたが考えている仮説は何ですかとか、後は働きながら大学院にちゃんと通えますかとか、そのような質問をされたと記憶しています。

はっきり言って研究のテーマは適当に決めたものなので、結論についてはこれから考えますとしか回答できませんでした。

そして面接の最後に何か言いたいことはありますかと聞かれました。僕は大学院に進む以外に道はないので、必ず仕事と大学院を両立させ修士論文を書き上げる覚悟があります、ということを伝えました。

合格通知が郵便受けに入っていました

そして面接から2週間だった頃郵便受けに大学院からの封筒が来ていました。そこには合格通知が入っていました。

大学院に行こうと決めた時は全くイメージもできなかった大学院受験ですが、実際にやってみるとそれほど困難な道ではありませんでした。百聞は一見にしかずという感じです。

結局大学院に合格するために一番必要なこととは

結局大学院に合格するために必要なことは合格したいという気持ちだと思います。

また今回大学院受験にあたって多くの本を読んで勉強したスタンスも、合格の一要因になっていると思います。

正直僕は追い詰められていました。大学院に受かる以外に道はなかったのです。もう後がないという状況が、絶対に合格したい!という強い意志になっていたような気がします。

あなたは大学院に行くということについてどれだけの強い思いがありますか。

絶対に合格する!という強い意志を手に入れる方法とは

あなたが自分の意思の強さについて自信がない場合、なぜ自分は税法科目免除のために大学院に行きたいのか?ということを紙に書き出してみることをお勧めします。

その理由が多ければ多いほど、また深ければ深いほどあなたが絶対に合格したいという意志の力は強くなります。

そしてその強い意志があなたを合格に導いてくれるでしょう。

まずこの紙にペンで書き出すというアクションを、この記事を読んだあと10分以内に行ってみてください。この小さな一歩があなたの合格へのファーストステップとなります。

それではあなたが税法科目免除大学院に合格して、税理士資格を無事取得することを心から願っています。ありがとうございました。

 

 

 

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