NHKのど自慢@壬生町2025.5.18 体験記

こんにちは。税理士の元山です。

昨日5月18日に栃木県壬生町で開催されました、NHKのど自慢の本選に参加させていただきました。

前日の予選会で歌い終わったあとは、すべてを出し切ったのかとても疲れていたので、「もう疲れたから明日出られなくていいから早く帰りたい。。」と思っていましたが、17:30からの審査結果発表で自分の番号が呼ばれた時には頭の中が「???」となり、よくわからなくなりました。え?私ですか?という感じで。

20組の合格者はその後、承諾書にサインしたり、面接官の方と経歴やエピソードについてお話ししました。番組内で紹介するエピソードの確認、という感じでしたね。私は早く面接ができたので、19時くらいには帰宅することができました。

さて、18日当日は朝7:30集合です。そこから本番に向けてのリハーサル。立ち位置の確認など、入念なチェックが行われました。生放送で失敗が許されない公共放送において、素人20組をいかにテレビ映りよく、かつ問題なく行動させるか、という匠の技を見た気分でした。テレビ界ってすごいな。。。この業界で働く方々に尊敬の念を覚えました。リハーサルでは全20組がそれぞれ1コーラスづつ歌いました。皆さん歌がうまく、素敵な歌声で「レベル高いな~」と聞いていて楽しくなりました。

リハーサルの後はお弁当を支給していただきました。本番前だから喉を通るか心配でしたが、リハーサルで歌って疲れたせいか、もりもりお弁当をいただきました。おいしかったです。ごちそうさまでした。

放送は12:15からですが、出演者は11:45には楽屋を出て、円陣を組んで一人ひとり今日の意気込みを発表し、気合の大声を出しました。まさにチーム一丸!という感じの雰囲気でした。普段はこれだけの人数で一緒に何かをやることがないので、「ああ、これがチームの団結力ってやつかぁ」と感慨深いものがありました。

さて、本選がはじまるとあっという間に時間が流れ、すぐに私の番(4番目)が来ました。歌った曲は北島三郎さんの【函館の女】です。実は演歌を歌うのは初挑戦。鹿児島の祖父(98歳)に、栃木で税理士になって元気でやってる姿を見せたい、と思いこの曲にしました。あまり音楽に明るくない祖父でもこの曲は知ってるだろうと。

歌の結果、合格の鐘3つを頂くことができました。ですが正直、歌っている私は鐘の音が一切聞こえませんでした。自分の歌声が大きすぎたからだと思います。なので最後の歌詞の「できなかったよ~~」を歌い終えた瞬間会場が大拍手になったので「ん???どっち??」と思ったら二宮アナウンサーに「合格です!!」と言われて思わず両手をもろに挙げてガッツポーズをとってしまいました。人間、驚きとうれしさが発すると反射的にガッツポーズをするものなのですね。自分でもびっくりしました。

20組の出演者はひな壇に座っているので、他の方の歌唱は後ろから見ることになります。皆さん素敵な歌声で、また歌に込めた思いが背中から伝わって来て、「歌っていいなぁ。歌はプロ歌手だけのものではないよなぁ。」と改めて思いました。私含め市井の人々でしか伝えられない思いっていうのがあるんですよねぇ、歌には。

ゲストの大江裕さん、島津亜矢さんの歌唱の後に、結果発表です。特別賞は田原俊彦の抱きしめてTONIGHTを歌われた男性の方。お孫さんのためにダンスを練習されたということで、キレッ切れのダンス、すごかったです。家族のために!という家族愛を垣間見ることができました。

そして今週のチャンピョンは、島津亜矢さんの花として人としてを歌われた女性の方。お母様の形見の衣装を身にまとわれ、歌唱力もすごくて、歌われている途中、内心「これはかなわない。。。」と思っていましたので、本当に納得の選考結果でした。

放送終了後はすぐに解散ではなく、サプライズが。なんと今週のチャンピョンがもう一度歌ってくださり、さらにゲストのお二人もそれぞれもう一曲づつ歌ってくださいました。これは来場者特典。NHKも粋なはからいをしてくださいますねぇ。

楽屋に戻ったあとは、出場者がそれぞれ本日の感想を述べました。感極まる方もいらっしゃってました。短い間とはいえ、このチームで一丸となって番組作りのお手伝いをさせていただいたので、その気持ちもとても共感でき、こちらもうるっとしてしまいました。

最後は出演者みんなで記念撮影。NHKのど自慢は戦後すぐから始まり、今年で80年目。この歴史ある国民的番組に出演できたことは大変光栄なことであり、自分にとって一生の価値あることだと思っています。スタッフの皆様も、素人の我々の緊張をほぐそうとお声をかけていただいたり、気遣ってくださり、とてもありがたかったです。

最後に、祖父含め家族親戚から放送終了後、いろんな連絡があって、一様に喜んでくれていたので「親、親戚孝行」にもなったようです。また事前に友人たちにも告知していましたので、スマホのラインの通知バッジが見たことのない数になっていて、笑っちゃいました(笑) 時間はかかりましたが、すべて返信も終えることができました。テレビ越しにご声援を頂いた皆様、誠にありがとうございました!

なんだか夢のような2日間でしたが、録画を見て「あぁ、ほんとに出演してたんだ」とやっと認識することができました。冷静に自分の歌を聴くと、冒頭と終わり部分の音程がずれてまして、「ずれてるやんけ!」と突っ込みましたとさ。あちゃ~。

出場者全員が頂いたミニ盾
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栃木県真岡市 税理士 元山りょうブログ

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