「人を動かす」D・カーネギーを子育てに応用する方法

書評

「お菓子ばっかり食べちゃっダメ!」

「早くお風呂に入りなさい!」

「ご飯は残さず食べなさい!」

「いつまでゲームをやってるんだ、宿題は終わったのか!?」

と感情にまかせて子供に言ってしまうことはありませんか?

でも子供たちはいつも反発してきます。

当然ですよね。力で押さえつけようとすると、

反発は起こります。

では子供たちとの衝突がなく、

しかもこちらのやって欲しいことも聞いてもらうためには

どうしたらいいのか?

今回、はじめて音声版の「人を動かす」D・カーネギーを聞いて、

気づきがあったのでその具体的な方法を

シェアしたいと思います。

あなたはこれを知るだけで、

こどもに反発されることなく、

言うことを聞かせられるかもしれません。

行動の強制ではなく、感情を起こさせる

僕が一番ハッとしたのは、

人に動いてほしかったら、

その人が欲しいことが手に入るように促せ、

ということでした。

確かに今までは、子供たちが何を欲しているか、

というより、

「とにかく俺の言うことを聞け!」

というマインドだったと思います。

そうすれば確かに、

一時的に従うのかもしれませんが、

監視の目が行き届かなくなったら、

元の木阿弥です。

だって、心から納得してないんだもの。

なので、例えば次男が

『やだやだ!お風呂入りたくない!』

と言ったら、

「お兄ちゃんより先にお風呂に入ったら、君が一番だよ。

お兄ちゃんに勝てるよ!」

というと日ごろ長男をライバル視している

次男は風呂に入るわけです。(実際に成功しました)

なるほど、やらせる、ではなくて、

欲しい感情を起させることで、

自発的な行動を促す、というのが人を動かすポイントなんだな、

と実感しました。

納得すれば動いてくれる、は大嘘

人を動かすうえで、よくテーマになるのが、

「とにかく相手が納得するまで懇切丁寧に説得して理解してもらう」

ということです。

実は、僕はこの考え方に反対です。

いかに正論を論理だてて説き伏せたとしても、

どれだけ納得させても、

あなたが相手から嫌われてたら、

あなたのために動いてくれることはないでしょう。

そう、人を動かす大前提は、

人間は理屈の皮をかぶった感情の人間である、

ということです。

ここを忘れると、

議論で相手をこてんぱんに論破してまで、

相手を従わせようとしてしまいます。

カーネギーは同著で、

「批判も議論も無意味だから避けろ」

という趣旨のことをいっていますが、

これもまさに、議論は悪感情を生む可能性が

極めて高いからだと思います。

こどもを動かすポイントまとめ

  1. こどもは特に感情の生き物。論理で納得させるアプローチは無意味。
  2. 行動を強制するのではなく、やりたい感情に火をつける。
  3. そのためには、子供の欲しいもの、やりたいことを把握しておく。

僕たちは親になる前には、

「こどもができたら、力で押さえつけるのではなく、

話し合って怒らないような子育てをしよう。」

と思っていたはずですが、現実は厳しいです。

毎日、言うことを聞かない子供たちに命令してしまいませんか?

しかし、今回の学びを実践に落とし込んで、

カーネギーの教えで子供たちが動いてくれるようになったら、

実社会にも応用できるかもしれません。

僕も少しでも人に動いてもらえるよう、

自分を磨いていきたいと思います。

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書評
栃木県真岡市 税理士 元山りょうブログ

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