税理士になるための4つのルートとは?

こんにちわ、もっちゃんです。

さて、このブログを読んでくれているあなたは、

税理士を目指していることと思います。

では、なぜ税理士を目指すのでしょうか?

○定年がなく、頭さえしっかりしていればいつまでも稼ぎ続けることができるから?

○独立すれば、嫌いな上司や社長に指図されずにすむから?

○誰にも支配されずに、やりたいように仕事ができるから?

○好きなときに仕事をしたり、自由に休んだりできるから?

○周りの人から、「先生」と呼ばれて、尊敬されるから?

これらはどれも正解だと思います。

あなたの自己実現のため、あるいは、

老後の安心のためにぜひとも税理士になりたいわけです。

さらにいうと、もし、税理士になれなかったら、

30年後のあなたの未来はどうなっているでしょうか?

▼定年退職で仕事がなくなって、生活に苦しんでいる。

▼いつまでも嫌な上司の命令を聞かざるを得ない。

▼転職できる年齢をすぎて、いやいや会社にしがみついている。

▼嫌な仕事を延々と繰り返している。

と、いうような望まない未来が訪れているかもしれません。

では、税理士になるには、

一体どんなプランがあるのか?

実は4つのルートがあることをあなたはご存知でしょうか?

今日の記事では、税理士になるための4つのルートをお伝えします。

その中で、あなたが最小の労力と、

最短の時間で税理士になるためのルートを選んでもらえればと思います。

人によって、環境や状況が異なるので、

どのルートがあなたにとってベストな道か、というのは一概には言えません。

それぞれ、メリット・デメリットがあるので、

よく比較検討した上で、慎重に選択してもらえればと思います。

税理士になるための4つのルート

①税理士試験5科目合格

まずは一番メジャーな方法として、

税理士試験で5科目を合格するルートです。

では、この5科目をどう選択するかについて、

説明します。

まず、5科目は大きく分けて、会計科目と、

税法科目に分かれます。

会計科目は、簿記論と財務諸表論にわかれており、

これら2つは必ず合格しなければなりません。

次に税法科目は、全部で次の9つがあります。

・法人税法

・所得税法

・消費税法または酒税法

・相続税法

・国税徴収法

・住民税または事業税

・固定資産税

これらのうち、「または」と書いてある科目は、

どちらか一つしか受験できません。

そして、法人税か所得税はどちらかの合格が

必須となります。

この9つのうち、3つを合格する必要があります。

②試験免除制度

税理士試験には上記の5科目合格以外に、

試験の全部又は一部を免除する制度があります。

これらを順番に見ていきましょう。

②ー1弁護士または公認会計士資格を有している

弁護士、または公認会計士の資格を持っている場合は、

税理士試験を合格せずとも、一定の要件を充たせば、

税理士登録が可能です。

なお、逆に税理士は公認会計士に登録することはできません。

「え?だったら、はじめから公認会計士を

取得した方がお得じゃん?」

と考える方も一定数いらっしゃいます。

②ー2大学院による一部試験免除

これは僕が選んだ方法です。

この場合の大学院は、次の2つにわけることができます。

A会計大学院

これは、簿記論、または財務諸表論の

どちらか1つの科目を免除するために、

大学院で会計学に関する修士論文を

2年間で執筆し、国税庁に提出することで、

そのどちらか1科目を試験免除する方法です。

B税法大学院

これは、税法科目のうち、

2科目を論文を執筆することで

試験免除する方法です。

なお、この場合には税法の試験を

最低1つは合格しなければなりませんが、

その科目は法人税、所得税以外の

どの科目でもかまいません。

②ー3税務署勤務による免除

税務署に一定年数、所定の業務に従事した場合に、

科目免除が受けられます。

A国税の法律立案事務に10年以上

 →税法科目のうち、国税に関するものが免除

B国税に関する法律立案以外の事務に15年以上

 →税法科目のうち、国税に関するものが免除

C地方税に関する法律の立案事務に10年以上

 →税法科目のうち、地方税に関するものが免除

(15年以上なら、地方税の縛りなし)

D地方税に関する法律立案以外の事務に15年以上

 →税法科目のうち、地方税に関するものが免除

(20年以上なら、地方税の縛りなし)

Eその他、23年または28年以上勤務

 →会計学に関する科目が免除

なんだかごちゃごちゃ書いてますが、

要するに、最低でも10年勤務して、

一切の試験を受けたくない!

という場合は28年勤務しなさいね、

ということですね。

結局どれが最短最速の道なのか?

どうせ税理士を目指すなら、

最短最速で、超効率的に税理士になりたいわけです。

では、どの道が一番近道なのでしょうか?

一番時間がかかることが確定しているのは、

②ー3税務署勤務ですね。

最低でも10年以上勤務しなければならないので。

では、①税理士試験はどうかというと、

速い人だと、4年程度、

遅い人だと10年ほどかかります。

また、途中でのリタイヤが多いのも、

税理士試験組です。

では、②ー1の弁護士、公認会計士はどうかというと、

弁護士はちょっと無いですね。

勉強する分野が違いすぎます。

公認会計士は、一回の試験で、

複数科目を受験し、合格ラインに点数を

のせなければならないので、

学生などまとまった時間が取れる人は、

2,3年で受かることもあります。

現実的には、

②ー2大学院による試験免除が

ベストかなと思います。

その中でも最短は、

税法大学院に通いながら、

会計科目2科目と、

税法科目1科目を合格してしまうことです。

この道なら、最短で3年ほど、遅くとも5,6年で

税理士の登録要件が満たせるのではないかと思います。

おわりに

いずれにせよ、

税理士になるためには、

勉強や論文執筆など、まとまった

時間が必要なのは間違いありません。

その点で、大学生時代から

勉強を始めている人は有利でしょう。

私のように、社会人になってから、

試験勉強を始める人は、

仕事と家族と勉強のバランスをとるのに

とても苦労します。

どうぞあなたに合った、

最適な道を選んでください。

ちなみに、大学院で税法論文を執筆する場合は、

租税判例百選と、税務判例を読もう!

さらには税法修士論文の書き方租税判例六法の4冊が手元にあると、

難解で苦痛な税法論文の執筆がかなり楽に、わかりやすく、

そして超効率的になります。

売り切れる前に、早めに手に入れておくことをお勧めします。

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税理士試験
栃木県真岡市 税理士 元山りょうブログ

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