こんにちは、もっちゃんです。(→プロフィール)
今日のテーマは、税法免除大学院に行くべきかどうかということについて話します。
今日の話は、税理士試験の受験生で税法免除大学院に行くべきかどうか迷っているあなたに聞いてほしいと思っています。
今日の話をあなたが聞くことで得することは次の通りです。
・税法免除大学院に行くべきかどうかの一つの
判断基準を手に入れることができるので、
結論のない答えに延々と時間をかけて悩むことがなくなる。
決断ができるようになる。
逆にこの話を聞いておかないと、いつまでも悶々と大学院に行くべきかどうか悩んでしまって、本来受験勉強に使えるはずの時間も、無駄に悩むことに使ってしまうかもしれません。
で、なぜ僕があなたに今日の話をしたいかと言うと、実は僕自身も税法免除大学院に行くべきかどうかというのは本当に迷ったからです。
インターネットとか、あとは YouTube の動画とか、税法免除大学院に行く事が実際どうなのか、という情報を本当にネットを探して色々調べたんですね。
おそらくあなたもこの記事にたどり着いてるということは、税法免除大学院に行くべきかどうか本当に悩んでいるんだと思います。
で、僕は実際に税法免除大学院に入ったわけですけど、その経験を話すことであなたの人生の決断の役に立つ情報が提供出来れば嬉しいな、と思ってこの話をしています。
なぜ税法免除大学院に行くべきかどうかを迷ってしまうのか
ではなぜ、税法免除大学院に行くべきかどうか悩むのか、というとこれは僕も実際に悩んだのでよく分かります。
1.税理士試験に負けた
一つ目が、税理士試験に負けたような気持ちになってしまう、ということですね。
税理士試験は本当に難関の国家試験だと思います。合格率は低いです。
その他に、合格の根拠も分からないし、一体自分がどこの問題で間違えて不合格になったのかとか、何が要因で合格したのか、ということが本当に分からないんですね。
で、あなたも予備校に通ってると思うんですけど、やっぱり予備校の先生方は試験5科目を合格して税理士資格を取るということを勧めてくるわけです。
わざわざ税法免除大学院に行きましょう、なんてこと言わないですよね。ビジネスだから当然です。
僕も大手予備校に通いながら勉強したので分かるんですけど、やっぱり試験5科目を合格して税理士になることが王道だ、という風なマインドになってしまいます。
だから税理士試験の税法2科目免除のために大学院に行く人のことを、邪道だと思ったり、金持ちだから行けるんだよ、とかいう風に思っていました。
2.お金がかかるという問題
2つ目の理由は、やっぱりお金だと思うんですね。予備校の金額というのは、ひとつの受験科目で大体1年間で20万円から30万円ぐらいだと思います。
これが大学院だと1年間100万円ぐらいで、2年間で200万円弱ぐらいになるかなと思います。
で、この金額に尻込みをして、やっぱり大学院は高いな、という風に思ってしまうんですね。
3.大学院の実態がよくわからない
3つ目の理由は、よくわからないってことですね。
大学院に進むということがどういうことなのかが、よく分からないんです。
試験を受けて合格するという道はとてもわかりやすいわけです。
予備校に行って勉強して、毎週ミニテストを受けて、月に1回模試を受けていい点数を取って、上位3割内に入って合格するという、とてもわかりやすいストーリーがあります。
でも大学院の場合には、一体どういう風に大学院に入って、しかも大学院に入った後どういう風に修士論文を書いて、税理士になる資格をゲットするのか、ということのイメージが全然湧かないんですね。
これも大学院に行くことに迷ってしまう一つの理由だと思います。
大学院に入学するとはどういうことなのか
次に大学院に入るとはどういうことなのか、という話をしていきます。
税法免除大学院に入って、税理士試験の試験免除を受けるという方法には二つあるんですね。
一つは簿記論・財務諸表論のどちらかひとつを免除するために、会計学に関する修士論文を提出して、会計学の試験を一つ免除する方法です。
もう一つが税法のうち2科目を免除するために、税法に関する修士論文を執筆して2科目を免除する方法です。
なので会計学で一つ、税法で二つの合計三つの科目について、大学院の修士論文を書くことで免除を受けることができます。
この場合には、二つの大学院に行かなければならないことになりますね。期間で言うと合計で四年間です。
次に大学院に入って税法に関する単位を4単位以上取得しなければならない、という要件もあります。
大学院の1授業当たりの単位数は大体2単位ですから、2つの授業を履修しなければならないということですね。
実際に試験免除を受ける人の数は?
で実際に税法免除大学院に関するデータを探してみたんですが、試験免除制度全体に関する数値というのはあるんですが、その中で大学院の免除に特化したデータというのはないようです。
なぜなら試験免除、というカテゴリの中には、国家公務員が一定の勤続年数をみたして税理士になる場合も含まれるからです。
平成28年度に関しては、試験合格者の29.5%に対して試験免除者の割合は50.3%となっています。
また、平成29年の全科目免除決定者の内訳が以下のようになっています。
大学院での免除者より、国家公務員の免除者の数が多く、約2倍となっています。
税法免除大学院に行った方がいい理由
ここからは僕が税法免除大学院に行った方がいいと思う理由をお話ししたいと思います。
1.将来プランが立てられる
一つ目が予測可能性です。
税理士試験っていうのは本当に予測不可能な試験です。絶対に今年は大丈夫だろう、と自己採点した結果確信したとしても、落ちる年もあります。
逆に今年は駄目だろう、と自己採点で落ち込んだとしても、実は受かっていたという年もあります。
このように試験結果というのは全く自分で予想ができない、かなり不確定要素の高いものなんですね。
ということは自分の人生のプランも、この税理士試験の合否に左右されて、ほとんど計画が立てられない状況になってしまいます。
これに対して税法免除大学院に入学してしまえば、とりあえず2年で税法の二科目は免除できることは確実なわけです。
でも逆に試験で2年間で2科目を確実に合格できるかと言うと、これはかなり難しいです。
ほぼ不可能に近いでしょう。こういった人生のプランを考える上で、税法免除大学院は予測可能性が非常に高い、ということが言えます。
2.実は大学院のほうが安い
もう一つは金銭的な面の理由です。僕も最初は大学院入学にかかるお金だけを見て、高いなという風に思っていました。
でもここでよくよく考えて欲しいんですけど、この金額は本当に高いんでしょうか?
というのも、予備校では1年間で一つの科目を受けるのに20万円から30万円ぐらいはかかります。
大学院は半期でだいたい40万円から50万円ぐらいです。で、普通にフルタイムで働きながらでも、大学院は通うことができます。
でも税理士試験だと普通にフルタイムで働きながら、しかも自分でモチベーションを高く保ちながら受験勉強をするというのは、かなりしんどいです。
だから仕事を減らすとか、人によってはアルバイトにしたりとか、仕事を辞めて受験に専念する、ということをされている方もいます。
で、ここで機会損失という考え方をシェアしたいんです。
これは本来働くために時間を使えていたはずのに、試験勉強のためにその働く時間が奪われてしまって、そこで本来発生するはずだった収入を得られなくなってしまい、これをコストと考える概念です。
なので税理士試験を受験することで、1年2年3年と長引いてしまうと、その1年2年3年は機会損失が発生するわけです。
税理士として活躍できたであろう時間も、受験勉強に費やしてしまって、実はそこで本来稼げたはずの収入を失っている、という考え方です。
5年かけて税法2科目合格するよりは、税法免除大学院に行って、2年で2科目確実に免除を受けた方が、機会損失という考え方からも得だ、ということがいえます。
3.試験に負けたという自分のプライドについて
正直僕も大学院への進学を決めて試験を諦めた時には、税理士試験に負けたような気がしていました。
だから最初は、大学院に通いながら試験も受けてやろう、という気持ちもあったんですね。
でも実際に大学院に入るための受験対策をしたり、実際に大学院に入って授業が始まって、論文の執筆が始まると、正直もう税理士試験のことなんかは、きれいさっぱり忘れている自分がいました。
税理士試験に負けたと感じるのは、自分の変なプライドとこだわりであって、正直そんなことは今考えるとどうでもいいです。
僕たちの真の目的を思い出してください
なぜなら僕たちの目的は、1年でも早く税理士試験に受かって税理士登録をして、今まで投資してきた時間とお金を回収することです。
1年でも早く税理士としてお客さんに価値を提供しなければならないわけで、税理士としてのあなたを待っているお客さんが、日本中にたくさんいると考えてみてください。
まだ見ぬお客さんたちのためにも、僕たちは一年でも早く税理士として登録をして、活躍しなければならないんです。
最後に、あなたが大学院に進学しようかどうかと迷う気持ちはとてもよくわかります。
ここで最も大事なのは、目標と目的を見誤らないでください、ということです。
僕たちの目的は、あくまで税理士になることであって、税理士試験に受かることが目的ではないです。
今回の話を聞いて、よく考えて、あなたの結論を出してもらえれば嬉しいです。それでは今日の話はここまでです。
ありがとうございました。
追伸
なお、あなたが現在、税理士を目指すうえで悩んでいることがあれば、その思い悩む時間は無駄な時間と言えます。
なぜ、無駄な時間と言えるのか?ではどうやって、無駄な時間を最小限にするのか?
そのある方法とは。。。。
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