租税論文は、立法論に逃げちゃダメだ

税法免除大学院で、修士論文を書いていると、ついつい立法論に走りたくなります。

立法論というのは、今の法律には問題があるから、新しい○○○の法律を新設すべきだ、という感じのものです。

これ、何が問題かわかりますか❓

そもそも法律というのは東大を出た官僚たちが作っているのですが、それに難癖をつけているようなものなのです。

そしてそれを論文として国税庁に提出し、国税庁から論文を認めてもらうわけです。

単純に考えて、国税当局としては身内を批判されているようでおもしろくないでしょうね。

ではどうすればいいかというと、既存の法律は正しい前提で、それをとりまく種々の解釈問題にスポットをあて、新しい解釈、自分なりの解釈を結論として主張することになります。

これが税法修士論文の書き方です。

ネットで散見される大学院生の論文のほとんどは立法論でまとめていますが、なんとか解釈論で結論づけられるよう、粘り続けてください。

ちなみに、このメッセージは自分のためにも言っています。

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