まいど、もっちゃんです。
今回は書評です。今回紹介する本は、ジェームス・クリアー式 複利で伸びる1つの習慣です。
いつも僕がメルマガを読んでいる方からの推薦でしたので、2023年一発目で読んでみました。
学びがありましたので、皆さんにシェアしたいと思います。
この本の要約
第一章では、人生における結果とは、日々の自分の行動が遅れて現れてくる現象であるという。
第二章では、習慣という行動は、自分が「こういう人でありたい」という理想像に対する一票であるという。これを新しいアイデンティティの形成という。新しいアイデンティティの証拠として、習慣を積み重ねていくのだという。これらをまとめて、本書では「習慣は誰かになるためにするものだ(52ページ)」としている。
第三章では、習慣とは経験から学んだ心のショートカットであるという。過去の経験から問題解決のパターンを自動適用するものであるという。
このパターンが、考えずに処理できることにより、より考えるべきところに労力を割くことができるという。例えば、ギターのコードを最初は意識して練習しなければならないが、うまくなると何も考えずにコードチェンジができ、その分お客さんの顔を見ながら演奏できたりすることである。
第五章では、新しい習慣を始められない理由は、目標に明確性が足りないからだとしている。つまり、「いつ、だれが、どこで」するのかを決めるということである。
今年はダイエットを頑張る!ではなくて、毎日8時に、私が、家の近くの公園を10分走るという具合である。いわゆる5w1hである。これを定めないと、人は動けない。受験勉強も同様である。いつ、だれが、どこで、どのくらい、何をどうやって勉強するのかを計画に落とし込む必要がある。
第六章、第七章では、習慣は環境によって作られるという。つまり、お菓子を食べない!という意志の力に頼るより、家からお菓子をすべて廃棄してしまえばいいということである。
第九章では、習慣は、近しい人たち、多数の人たち、力のある人たちの影響を受けるという。
第十二章では、習慣とは究極的には楽をすることであるという。これを著者は引き算による足し算という。つまり、無駄な努力を取り除き、最小の努力で最大の効果を得ることが習慣であるという。
第十四章では、悪い習慣を経つために、環境をシステム化、自動化することが必要であるという。例えば、夜中までネットをしてしまうなら、22時に自動的にルーターの電源が切れるようにする。
第十五章では、行動変化の大原則として、「報われる行動は繰り返す。罰せられる行動は避ける」という人間の性質を説いている。
第十六章では、習慣を行ったら、それを目に見える形で記録することの重要性を説いている。これを筆者は習慣トラッカーと呼んでいる。
第十八章では、自分の強みの作り方について述べている。自分がある分野で突出できなければ、複数のモノを組み合わせて自分のルール、自分だけの土俵を作って、そこで1番になることの重要性を述べている。勝ち易きを勝つという戦略の王道である。
第十九章では、モチベーションが最大限に高まるのは、難しすぎず、簡単すぎないちょうどいい難易度の仕事にあたるときであると説く。
第二十章では、習慣による油断の危険性について述べている。無意識にできるレベルになると、もっとうまくなろうというモチベーションが無くなってしまうという。小さな習慣は複利で大きくなる。天秤に小さな重りを積み重ねていくように、ある時点で一気に天秤が傾く。最後に、期待値が高ければ失望しやすく、期待値が低いと満足が得られるという。なお、若者は経験が少ないためにすべてが期待であるため、だまされやすいという。
考察
さて、こういう本を読んで、ただ「なるほどなー、イイ話聞いたなー」では何の人生のプラスにもならない。何か行動の変化をすることが大切だと思う。
という訳で、新しい習慣として、日記をつけ始めた。一日一行でもいいから書くこと。これは、ただ自分が毎日何をやったかを記すものであるが、自分の行動を記録することが習慣の第一歩である。
まずはこの習慣トラッカーを続けたいと思う。習慣は複利。つまり、毎日1%を乗じていくと、ある時点で人生が一気に上昇する。その日のための準備を、何もない日常で積み重ねていこう。
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