税法修士論文の参考文献を効率的に集める方法

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こんにちは、モタックスです、

 今日のテーマは、税法修士論文の参考文献を集める方法です。

 この手紙は誰に読んで欲しいかと言うと、実際に税法の修士論文を書き始めている大学院生や、税法でなくても修士論文を書こうとしている文系の大学院生、またはこれから税法免除大学院に進もうとしている税理士受験生に読んで欲しいと思っています。

 もしあなたがこんな悩みを持っているなら、この手紙を読み進めていってください。

 「修士論文を書くといっても、参考文献ってどうやって集めればいいの!そもそもの集め方が分からない!

 ちなみにこの手紙を読んであなたが得することは次の通りです。

・具体的に参考文献を集める方法が分かるので、修士論文作成の見通しが立ち、漠然とした不安から解放される。

・なぜ参考文献が必要なのかが分かるので、納得して参考文献集めをすることができるから、税法修士論文作成のモチベーションが高まる。

・そもそも参考文献が一体何かということが分かるので、漠然とした恐怖を感じることなくストレスフリーで修士論文作成を進めることができる。

 逆にこの手紙を読まないと、参考文献の具体的な集め方がわからず、いつまでたっても修士論文を作成するための材料が集まらないため、修士論文の作成が遅れて、提出期日ぎりぎりになって論文の執筆が間に合わないかもしれません・・・。

 ちなみになぜ僕がこの手紙をあなたに書こうとしたかと言うと、僕も今年の4月から大学院に入学して修士論文に取り掛かっていますが、初めは全く参考文献の集め方がわかりませんでした。

 具体的なやり方が分からないと不安で、本当に修士論文を完成させることができるのかなと思ったものです。

 あなたには同じような不安を感じて欲しくないので、この手紙で具体的な方法をシェアしていきたいと思います。

なぜ参考文献を集める必要があるのか?

  そもそもなぜ税法修士論文では参考文献を集める必要があるのでしょうか。

 税法の修士論文に限らず文系の修士論文全てに当てはまりますが、基本的には文系の修士論文というのは理系のように、ある仮説を立ててそれを実験で証明するということはできません。

 基本的には自分の主張の根拠は、先行研究と呼ばれる偉い先生方が書いた書籍の中の一部分を根拠として提示します。

 だから参考文献を集めないと、自分の論文の主張の根拠を提示できないことになってしまいます。

 実験ができないので、これはしょうがないです。

 ちなみに社会科学系だと、フィールドワークといってアンケートや統計をとることで自分の主張を根拠づけることもあります。

参考文献とは何なのか?

 参考文献というのは、色々な種類があります。例えば租税法修士論文だと、金子宏の租税法のような大辞典レベルの大著があります。

 そこまでの大著でなくても、税法に関して大学で使用するような基本講義のテキストや、インターネット上に存在するPDF や、雑誌に寄稿された論説、新聞に掲載された記事なんかも参考文献として使用することができます。

 つまり何が言いたいかと言うと、参考文献にするものは何でもありということです。

 ただし一つ覚えておいて欲しいのは、参考文献の権威性は気にしたほうがいいということです。これは私が大学院指導教授から直接教えてもらったことです。

 権威性というのは具体的には社会的地位の高さのことです。

 なぜなら人間は権威性に弱いからです。だからその著者の主張が正しいか正しくないかではなくて、参考文献にした著者の権威性が高いか低いかで根拠の強さが変わるということです。

 なんともおかしな話ですね、でもこれが現実です。

どうやって参考文献を集めるのか?

 では具体的に参考文献の集め方をお話しします。

 例えば租税判例百選で、あなたが研究するテーマに近い判例を探してください。

 そしてその判例のページの右下に参考文献が記載されていて、著者と書籍名と該当ページが書かれています。

 そしたら今度はその書籍を図書館で探してください。その書籍を取り寄せて該当ページを確認してください。該当ページを確認したらそのページをコピーしてください。

 ちなみにコピーする時には、本の巻末にある奥付と呼ばれる書籍の発行年月日や発行元が書いてあるページも一緒にコピーしてファイリングしてください。

 これをやらないと、何という本から書籍をコピーしたのかがわからなくなります。

 せっかく参考文献を集めたのに、論文にその明細が書けないという最悪の事態に陥ってしまいます。

 話を戻します。あなたが図書館で取り寄せた書籍も、さらに別の書籍を参考文献として記載しているはずです。

 そしてまたその参考文献を探してきます。図で説明するとこんな感じです。

 名づけて、芋づる式参考文献収集法です。

 ちなみに租税に関する書籍や文献で、大学の図書館で手に入らないものは、大崎の日本税務研究センターの図書館に行くと良いです。税務に関する図書が2万冊あります。

 参考文献で探したい本はほぼ存在すると思っていいでしょう。

自動的に税法修士論文が完成する方法

 今日説明した方法で参考文献を集めていくとどうなるでしょうか。

 実は参考文献の量さえ集まれば、修士論文はほぼ自動的に完成できます。

 料理に例えて言うなら、参考文献というのは食材です。

 例えばお好み焼きが作りたいならそこに必要な材料は、キャベツとお好み焼き粉と、卵と山芋と、豚肉とネギです。

 これらの材料が集まれば、後は手順通りにお好み焼きを焼くだけです。

 修士論文もこれと一緒であなたが書きたいテーマと結論が決まっていればそれに沿った参考文献を集めれば、あとはそれを引用して行くだけで、修士論文を書くことができます。

 ちなみにあなたは参考文献をどれくらい集めればいいのか?という疑問を持ったかもしれません。

 税法の修士論文は大体60ページから80ページぐらい必要だと、大学院の指導教授から教わりました。

 大体このページ数の1/3から半分くらいの数があればいいのではないかと思います。

 それではこの記事を読んだあなたが、スムーズに参考文献を収集して修士論文を無事に書き上げてくれることを心から願います。ありがとうございました。

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税法免除大学院
栃木県真岡市 税理士 元山りょうブログ

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