地方の税理士はどのように生成AIを使っているのか?

こんにちは。栃木県真岡市で開業しています、税理士の元山です。

さて今回は、地方の税理士がどのように生成AIを日々の業務で使用しているのか、というお話です。早速まいりましょう。

採用広告の改善コンサルタントとして使用

当事務所の求人採用ページ、および広告運用のデータ分析と改善点の提案の相棒として使用しています。定期的に生成AIに広告運用データを読み込ませ、ページの修正提案をさせて、提案を反映した後の広告の反応について分析させています。

一昔前はこれは広告代理店が商売として行っていたアドバイス業務なのですが、私は完全に生成AIの分析で事足りています。

グーグル広告の改善コンサルタントとして使用

当事務所はグーグル広告を使用していますが、こちらの運用についても広告データのcsvを読み込ませ、改善提案を生成AIにさせています。これも以前はグーグル広告の担当者が改善提案を行っていたものでしたが、当事務所のような規模の小さい事務所の広告運用では生成AIによる分析と改善提案で十分です。広告のリンク先である当事務所のページの記載内容についても、生成AIに広告との整合性をチェックさせ、改善提案をさせています。

未経験分野での概略を知るために使用

業務上、未経験分野での概略を知るために、生成AIを使用しています。ただ、生成AIの回答は基本的に疑ってかかりますので、根拠条文や政令、施行令を明示させて、その原文を自分で調べて正しいかどうかのチェックは必須です。生成AIは条文番号を間違えたりしますので、基本的に法令を根拠とする情報については信頼するのは危険と考えています。税理士などの専門家であれば、生成AIの回答について、『あれ、何かここの回答に違和感があるな。。』という感覚があるので、一次情報を調べて、法令に準じた回答を導き出すことができますが、おそらく法令知識のない方が利用すると、そのまま生成AIの情報をうのみにしてしまうのだろうな、という危機感があります。

自社の経営戦略、経営計画の下書きに利用

当事務所の経営戦略の壁打ち相手として使用しています。生成AIは、『こうしたらいいですよ』という回答をしますが、それを必ず信頼できる人に『この判断どう思う?』と聞くようにしています。AI,私、信頼できる第三者の判断が一致すれば、まずこの判断でいいだろうというジャッジをしています。

パソコンのトラブルシューティングに使用

当事務所は小さな事務所ですので、スタッフのパソコンのキッティングや設定、維持管理も税理士の私が行っていますが、ウィンドウズのOSが常に進化しているので、特にキッティング、初期設定時は様々なトラブルに悩まされます。このときにおいて、パソコンの画面を写真で撮って生成AIに画像を分析してもらえれば、すぐに解決策を提示してくれ、その指示通りにすると解決することが大半です。以前はパソコンサポートという仕事、業務がありましたが、素人の私でも生成AIに聞けば解決できるので、今後は不要になるかもしれません。

延滞税の計算に使用

顧問先に延滞税が発生する状況になったときに、生成AIに概算の金額を算出させています。延滞税の計算式は日数計算も絡んで複雑なため、電卓で計算しようとするとかなり手間だからです。

おわりに

実際の記帳代行業務、申告書作成業務についてはまだ生成AIの本格的な使用には至っていません。今後の検討課題となるでしょう。

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