会社設立のおおまかな流れ
それではここから会社設立のおおまかな流れを抑えていきましょう。細かい話をすると、長くなりすぎるので、本当におおざっぱに話していきます。
とにかくいろいろ決めること
いろいろ、というとよくわからないので(笑) 会社を設立するにあたって、具体的には以下の項目を決めていく必要があります。
- 発起人
- 会社の基本事項
- 事業目的
- 会社名
- 事業年度
- 印鑑
- 会社の種類
- 設立スケジュール
- 開業資金
- 運転資金
- メインバンク
- 設立方法
- 事業拠点
- 役員
- 会社の機関
- 発行済み株式数
- 発行可能株式数
はい、もうおなかいっぱいですね(笑)
決めた内容を定款にまとめ、認証を受ける
次に、先ほど決めた内容を定款という書類にまとめていきます。まとめた後、公証役場で認証を受けてはじめて有効な定款として効力を持ちます。
なお、宇都宮地方法務局の管轄では、宇都宮、小山、小田原、足利に公証役場があります。
資本金の払い込み
資本金を発起人の個人口座などに払い込み、払い込み証明書を作成します。
登記申請をする
定款、資本金の払い込み証明書等を使用して、法務局で登記申請を行います。真岡市にある宇都宮地方法務局の真岡市局の場所はこちらです。
なお、登記申請を代行できるのは司法書士のみです。
登記申請が受理されたら、登記完了
登記が完了して、会社設立の手続きは終了です。お疲れさまでした。登記完了後、登記事項証明書を取得します。
設立後の各種書類の届け出
登記が完了した時点で、法的に会社の設立は完了です。しかし、そこから各役所への様々な届け出が必要になります。主な提出先は以下のとおりです。
- 税務署
- 年金事務所
- 公共職業安定所
- 労働基準監督署
- 栃木県税事務所
- 栃木県内各市町村
個別の書類については種類が多くなりすぎるので、のちほど各論でお話していきたいと思います。
おわりに
いかがでしょうか。起業する場合、ここまでがざっくりとした全体の流れです。強引に5ステップにまとめると、以下のようになります。
1.色々決める
↓
2.決めたことを定款にして、認証を受ける
↓
3.資本金を払い込み、証明書を取得
↓
4.登記申請
↓
5.各役所への届け出
たった5ステップか!と思っていただければ、このページの目的は達成です。全体の流れを知ることで、必要以上に会社設立手続きを恐れないようにしていただければと思います。