はい、それでは今回は会社設立のスケジュールを見ていきましょう。
会社設立には多くの手続きが必要です。これらを自分で行うこともあれば、司法書士などの専門家に丸投げして代行を依頼することもあるかと思います。
いずれにせよ、具体的にどんな手続きが必要なのかを押さえておく必要がありますので、ここで確認していきましょう。
①手続きの準備段階
発起人の決定
まずは資本を支払う発起人を決めます。
会社の基本事項の決定
会社の目的や社名、事業の内容は本店の所在地、資本金をいくらにするか、役員の構成をどうするかなどを決めます。
事業目的の確認と商号の調査
事業目的が適格かどうか、また商号の重複がないかどうかを法務局で確認してもらいます。まったく同名の会社をつくらないように、ということですね。
会社の印鑑作成と印鑑証明書の取得
代表者印や銀行印、角印などを作成します。
②定款の作成
会社の基本ルールとなる定款をつくり、公証役場で定款の認証を受けます。
③資本金の払い込み
資本金を会社の代表者の個人口座に振り込んで、取締役と監査役が払い込みを調査確認してその通帳をコピーします。
この①から③までで大体2週間から1か月はかかるとみた方がよいでしょう。
④登記の申請
設立登記申請書の作成と申請(6日から9日)
法務局(登記所)に設立登記申請書を申請します。原則的には取締役と監査役による払い込みの調査から2週間以内に行います。
登記事項証明書の取得(4日~7日)
登記が完了したら、法務局で登記事項証明書を取得します。
⑤税金や社会保険の届け出
開業届や青色申告の届け出など税金関係のものや、社会保険関係の届け出を行います。設立から届け出までに期限があるものがあるので、注意してください。この点は税理士や社労士などの専門家に相談すると安心です。